現場での作業効率を大きくあげる油圧工具とは・・

昔は作業は素手で行っていたころがあり、その後工具を使うことで作業性が大きく上がり、生産量は増大しました。そして、その工具の働きを電気や空気圧、油圧などの力を用いて増幅することで作業能率を大幅にアップさせる試みがなされてきました。油圧工具は、文字通り油圧で作動する工具です。内蔵された電動モーターにより小型で大きな力を得ることが出来る油圧ポンプを駆動させるようになっています。人力では出しえない力を対象物に加えることが出来るのです。基本的には、油圧工具は、ピストン・シリンダを使用して各機能を働かせます。その為、代表的な油圧工具である油圧ポンプは、高圧のプランジャーポンプ方式であることが多いです。2タイプがあり油圧発生部と機能部が一体式と分離式に分かれています。メーカー毎に異なり、片方しか作っていないところもあります。

代表的な油圧工具

鉄筋カッター (電動油圧) は、文字通り、油圧で鉄筋を切断する工具です。今から40年前に株式会社IKK（DIAMOND・旧石原機械工業株式会社）が国内メ－カ－として初めて電動油圧式の鉄筋の切断機を開発し国産の油圧工具を世に送り出しました。油圧トルクレンチは、人の力では締められない大型ボルトを所定のトルクで締め付けるトルク管理工具です。ボルトテンショナーは、 油圧ポンプによりボルトを強力に引くことで、ナットの締め付けしろを担保します。油圧ナットは、 ナットに内蔵された油圧の力で、ボルトを強力に引くことで締め付けを強化します。製品のコンテンツのことを言うと、中国製のメーカーの同スペックの油圧工具が、日本製のメーカーの物よりもかなり格安で入手することが出来ます。ただ耐久性の点で、顕著に差が出てくるので改めて入手する場合は、国産にすることをお勧めします。我々買取専門業者でも基本的に日本製の商品を対象としていて、中国製の物は扱わないか、買いたたくことが多いです。

油圧工具の主たる国産メーカー

買取業者としては、買い取った商品がすぐに売却されることが望ましいので、そういう視点で持ち込まれた油圧工具についてはチェックします。まず、外観を見ます。汚い、汚れていると評価は確実に落ちます。新品が一番好ましいですが、手入れがきちんとされている油圧工具であればそれなりの評価が付きます。それとどこの油圧工具かということも大切です。基本的に日本製メーカーの物であることが重要視されます。最近中国製メーカーの使用品が出回ることが増えていますが、基本的に中国製品は引き取りません。また国産の製品であるならば、手動式油圧圧着工具であれば DENSAN、エスコ当りは人気が高いです。またパナソニック(Panasonic)の充電圧着器も利便性が高いのでコンディションが良ければ、入荷してもすぐ買い手が付きます。だからそこそこの値段が付きま。 強力圧着工具(裸圧着端子・スリーブ用)では、 マーベルの物も確実に引き取ってくれるはずです。