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コンプレッサーのおすすめメンテナンス術

コンプレッサーは壊れやすい?やっておくといいメンテナンス

圧縮空気を作ってくれるコンプレッサーは便利な道具ですが、メンテナンスを怠ると突然動かなくなることがあります。いざ作業中にコンプレッサーが止まってしまうと、全体の仕事に影響が出てしまうこともあるでしょう。そうならないように、日頃のメンテナンスが重要です。スムーズな作業のために、コンプレッサーのメンテナンスを覚えましょう。

 

たとえ面倒でもドレンは毎日排出しましょう

毎日のお手入れや使用後のメンテナンスで、まず大切なのはドレンです。コンプレッサーの調子を維持するためには、ドレンをちゃんと排出しないといけません。
コンプレッサーを使っていると、必ずたまるのがドレンです。そのドレンを毎日排出せずに「たまったら捨てればいいや」と考えているならそれは間違いです。言うまでもないことですが、ドレンがたまっている圧縮タンクは鉄でできてますので、放置すれば錆びます。それは目に見えないタンクの内側で起こっていることなので注意しましょう。もし錆びて腐食したゴミがドレンにたまると、コンプレッサーは異常な状態になります。
まずはエアーにドレンが混ざってしまうことが考えられます。ドレンが混入したエアーはそれだけでも危険ですが、そのドレンにゴミが詰まっていたらその危険度はより高まります。ゴミによりエアーの圧も正常ではなくなりますし、完全に詰まってしまったら圧縮された空気は出るところを失ってしまうでしょう。さらに弁まで詰まることもありますので、ドレンの排出は毎日必ずやってください。
毎日排出しなくてはいけないのは、ドレンにゴミがたまると排出口をふさぐ可能性があるからです。 そうなってしまうと業者にメンテナンスに出さなくてはいけなくなるでしょう。毎日のお手入れをおこたると、機械が壊れて余計な出費が増えてしまいます。節約のためにも、毎日しっかりとお手入れをするようにしましょう。
そして、ドレンには必ず油が混入してしまいます。そのドレンをそのまま捨ててしまうと、環境への影響があるのでやめましょう。たとえ面倒でも、油膜を除去する機械を使うか、専門の業者に任せたほうが賢明です。

 

オイルチェックと定期的なオーバーホールも必要です

そしてドレンと同じくらい重要なお手入れがオイルです。コンプレッサーには必ずオイルゲージがついてますので、毎日使う前には必ずオイルチェックをするようにしてください。もし適正量に達していなかったら、ゲージを確認しながらオイルを加えてください。もしくは全交換してもいいでしょう。コンプレッサーの潤滑や廃熱を行っているオイルは、汚れたまま使うとコンプレッサーの寿命を縮めることにつながります。 たとえ汚れていなくても、半年をめどに全量交換することをお勧めします。
また、定期的なオーバーホールも重要です。各種フィルターや消耗品の交換、ポンプやオイルクーラーなどの分解清掃などは専門家に任せたほうがいいでしょう。多少の費用が掛かりますが、コンプレッサーを長く使うには必要なことです。オーバーホールの時期は運転時間や頻度、管理状況により変わりますが、1年から2年に一度はやったほうがいいです。日頃のメンテナンスやお手入れではできないことですし、そのほうが結果としてコンプレッサーが長持ちしますので、結果として節約になるでしょう。
日頃のお手入れやメンテナンスによって、コンプレッサーの寿命は飛躍的に向上します。めんどくさがらずに毎日行いましょう。